株式投資基本のき

 

　「株式投資には興味があるのだが、株式についての知識がないので、どうしていいかわからない」という人も少なくないはずです。
　このような人にはシミュレーション（模擬実験）をして、架空の株式売買をし、成果を確かめる方法もあります。しかし、実際にお金を動かさず、頭の中だけのシミュレーションでは、なかなか真剣に株式相場や個別銘柄を研究する気になりにくいという欠点があります。
証券会社の営業部員を投資アドバイザーとして利用して、アドバイスを受けながら投資するという人も少なくないはずです。しかし、営業部員の最も大きな仕事は、手数料収入を上げて、会社に貢献させることであって、投資家を儲けさせることではありません。
どうしても、顧客の利益より会社の利益（自分の営業成績）を優先する傾向があり、営業部員の言いなりになって株式投資を行っている人は、損した時に、証券会社とトラブルに発展しがちです。この方法はお薦めできません。
株式投資を行っている友人や親族などのアドバイスを頼りにして、投資する人もいますが、損が発生した時に人間関係がギクシャクしがちなので、これもあまりお薦めできません。
他人のアドバイスがなければ投資できないという人は、できるだけ株式投資を避けるべきです。自分の判断で投資ができるようになるためには、それなりの勉強をしなければなりません。
そういう人にお薦めの方法が、まずとりあえず、最小限の株式を買ってみることです。それも他人（証券会社の営業部員や株式投資を行っている友人など）のアドバイスを受けることなく、自分で研究・判断して投資を行うことです。
他人を当てにして投資をしていたのでは、株式投資に必要な知識がいつまでも身につかないからです。
最近は売買単位を引き下げた会社も多く、10万円以下、５万円以下で投資できる銘柄も少なくありません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本経済新聞web版

本当に人の意見を聞いて行う株式投資は
よいことは何もないと、私も経験から深く
そう思います。
最初は、証券会社の人の口車に乗せられ、
何度か痛い目にあい、次に友人の言葉に
惑わされて痛い目にあい・・・で、本当に
悔しい思いをしたものです。
たとえ投資に失敗しても、自分で判断した
結果であれば納得できるし、そこから学ぶ
ことができます。